オリキャラ×リボーン

□地獄(始まり)
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今日の蒼の目覚めは最悪だった。
今日が終業式なのに、その後風紀の仕事をしないといけないからだ。
そしてもう一つ、明日から一週間が地獄の日々になるからなのだ。
その地獄の一週間は何なのかというと、風紀の合宿という訳の分からないような物だった。

蒼は

「大体、風紀の奴等が集まって何すんだよ!?第一、雲雀の奴群れるの嫌いとか言いながら、群れようとしてんのはあいつの方だろ!?」

と考えながらも渋々布団から這い出た。



放課後…

蒼は結局、納得した訳でもなく

「俺は絶対に行かねぇ!!」

と雲雀に突っかかった。
だが、雲雀は

「そんな事言っても無駄だよ。僕の言った事は絶対だからね。」

と冷たくあしらった。
それでも負けじと

「俺には断る権利があんだよ!」

と言った。
雲雀は蒼を見下したように笑うと

「そんな権利、君にはないよ。」

と言った。


ガーン!

ひでぇ…
こいつ鬼だ。
悪魔だ!

蒼は存在を否定されたようで若干ショックを受けつつも、蒼は負けず嫌いな為

「嫌だ!!絶対行かねぇ〜!!!」

と叫んだ。
だが、その叫びも虚しく

「君、五月蝿いよ。」

と雲雀に言われ、つい

「あ、ごめん。」

と謝ってしまった。
蒼はため息をつきながら

「俺、何時からこんな弱くなったんだろう…」

と呟いた。
そして

あの頃だなぁ…
雲雀に負けてから弱くなったんだな。

と落ち込んでいると、雲雀が

「もちろん合宿行くよね?」

と言った。
蒼が投げ槍状態で

「行けばいいんだろ!!?」

と答えると雲雀は勝ち誇ったように

「決まりだね。」

と言った。
結局蒼はその後へとへとになるまで風紀の仕事をさせられ、雲雀がいやな笑顔で 帰りを見送ったのだった。


 
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