オリキャラ×リボーン

□闘い
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「君、いつまで寝てるんだい?」

その言葉で俺は目が覚めた。

…身体中が痛てぇ。
…呼吸がしずれぇ。


俺が目を覚ました頃には、すべてが終わっていた。
あまり考えの働かない頭を無理矢理使ってさっきまでの事を遡った。


俺はあのまま雲雀の容赦ない攻撃に防御も反撃もせず、ボコボコにされて気を失ったらしい。


ゲホッ
ゴホッ

「あぁ…
俺、雲雀に…負けたのか。」

意識がはっきりせず、うわ言のように言う俺の頭上から

「そうだよ。」

という声がした。

その声はなぜか、さっきまでの冷たい声じゃなくて、優しい声のように感じられた気がした。

「くっ…そ…」

目が霞んできやがった。
体が…動かねぇ。


そして俺は、深い眠りについた…











「…なよ。…いい加減、起きなよ。」

と言う雲雀の声に俺は再び目を覚ました。


そこは今まで見ていた屋上の高い空じゃなく、狭く白い天井だった。


「ここ…どこだ?」

しばらく俺が考えていると

「保健室だよ。」

と雲雀が素っ気なく言った。

それを聞いた俺は、重い体を無理矢理起こして保健室から出ようとした。

「待ちなよ。どこいくんだい?」
「…帰る。」
「…今日は特別に許すけど、明日から風紀委員として働いてもらうからね。」

…人をこんだけボコボコにしといてさらっと言ってんじゃねぇよ。

「やなこった。」
「…また咬み殺されたいの?」

人の弱味につけ込みやがって…!

チッ

「勝手にしろ。」

ガラガラ…
バタン。

「フッ…」


 
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