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□私の手と小さい手
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生死と別れ







丁度、高速道路で走っていた。
運転席にお母さん。
その隣の助席に私。
後の席に弟たちが座って、騒いでいた。
車で私が好きな高橋瞳やJYONGURIの音楽を聞いていた。
癖なのか、無意識に歌に歌っている自分に私は心の中で笑っていた。

「腹減ったー!」
「俺もー!」
「・・・じゃあ、もうすぐインターやけん、昼飯食べよっか。」

お母さんもお腹空いていたのか、すぐにオッケーする。
まぁ、私もだけど。
弟達が騒ぐもんだから、イライラする。

「静かにせんね!!!幸と福が起きるたい!」
「は〜い。」
「すんませーん。」
「ったく。」

イライラするけど、飽きれるけど、家族が好きだった。
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