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□私の手と小さい手
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昼ご飯食べて、車に乗る。

「皆、居る?」
「居るよー!」
「あ、兄ちゃんが居らんよー?」

長男の弟がいない事に気づく。
何してんだか。

「僕が呼んでこよーか?」
「よろしこ。」
「いってきまーす。」

次男が探しに行ってくれた。



何分後に長男と次男が走って戻ってきた。

「何しよっとか、お前は。」
「兄ちゃんねーお菓子買っとった!!」
「はぁ?馬鹿やろ、お前。」
「いーじゃん。」

幸と福は起きていた。機嫌が良くてニコニコ笑っていた。

「今度こそ、居るよね??」
「うん。皆居るばい。」
「だ、そうですぜ、お母さん。」
「ハイハイ、しゅっぱーつ。」

発進させた。
駐車場から道路に出る所で、車が早いスピードで走っていた。

「今日は少し車多かね〜・・・」
「休みだからじゃないの?」

お母さんはタイミングを慎重に計っていた。
車が少し離れたところで、車を動かした。

ふ、とお母さんの向こう側を見た。







トラックが、


スピードを落とさず突進してくるのが見えた。







「お母さん!!横!!!」
「ん?」









ガッシャァァァァン・・・
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