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□私の手と小さい手
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走っていると、
インターの看板が見えてきた。
駐車場に入り、車を停める。

「着いたばい。」
「ほら、降りんね!」
「メッシー!!」

弟たちは走り出した。

「こけるぞ。」

と、私は注意したが無視された。
誰もコケなかったけど。



食堂に入って、ご飯を食べた。
弟たちは食堂に来ても絶対カレーラインスを注文する。

「カレーなんて、家でも作れるでしょーが。他のモン食わえば?」
「カレーが好きだもんねー。」
「あっ、そう・・・。」

ふたりも、抱きかかえるのは無理があるから、福はお母さんに抱かせた。
私が大好きなチーズハンバーグ定食を頼んだ。

お母さんはうどんを頼んでいた。
相変わらずの貧乏体質。
こういう時こそ、うどん以外もの食えばいいのに。
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