短編集

□バカ師弟シリーズ
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『師匠!師匠!!』


「早々とうるさい弟子ですね。今度は何ですか」


『大変です、☆★不滅華★☆がとうとう4万打を迎えました!!スポーツ新聞一面を飾る大ニュースですよこれは!!』


「おや、そうですか。ではバカ弟子、訪問者の皆様に日頃の感謝の意を込めて脱ぎなさい


『はい師匠!!



…………



ちょっと待て師匠』


「どうかしましたか?」


『どうかしましたか?じゃないですよ。何故私が脱がなきゃならないんですか。私が脱いでも皆さん喜びません。ここは一つ師匠の卑猥なるストリップショーなんてどうでしょうか。師匠が脱いだ服を一枚ずつ客席に投げ捨てて…』


「死にたいようですね」


『もう一つ提案として師匠が雲の守護者と乱れるってのは、』


ガッ!!


『Σ痛いッ!!殴ったね!?グーで殴ったね!?』


「ははは。相変わらずぶっ飛んだ思考ですね。お前はいつもそんな事を考えている訳ですか」


『え?師匠の濡れ場なんて気持ち悪くて想像したくもないんですが。何ですかソレ。何て言う拷問ですか?』


「お前は本当に口だけは一人前ですね」


『体も立派に一人前です。最近おっぱいが少し大きくなりました。彼氏が出来たせいですかね?』


「え?」


『え?』


「待ちなさい。彼氏が出来ただなんて聞いていませんよそんな話」


『はぁ、今初めて言いましたからね』


「ですよね。……じゃ、なくて彼氏が出来たらきちんと紹介しなさいとあれ程、」


『そんな保護者じゃないんだから』


「保護者です。父親です」


『どう見たってお兄ちゃんにしか見えないんですが…あ、年齢詐称ですね』


「…バカ弟子、今何と?」


『年齢詐称って』


「違う。そこが聞きたいんじゃない」


『お兄ちゃんにしか見えな「それでいきましょう」いや何を?』


「いいですか?今からは私の事は師匠ではなくお兄ちゃんと呼んで下さい」


『師匠…信じたくはないんですがまさかの妹萌えですか…?』


「し、しょう…?」


『どうせならイタチみたいなお兄ちゃんがいいです』


「そうですか…





写輪眼の本当の力を見せてあげましょう


『通じたよ!!師匠NARUTO読んでるよ!!』


「はぁー…出来る事ならこんなバカ弟子ではなくて黒神めだかを弟子にしたいです」


『めだかボックス愛読しているんですか……あー、私あれですよ。急に術士になりたくなりました。なので4万打を記念して六道骸に弟子入りしてきます』


「体術すらまともに出来ないお前に幻術等と言う高等なものが出来るとでも?それにお前がいなくなったら誰が私の食事の用意をするんですか」


『師匠。成人男性が家事一つまともに出来ないのは現代女性にとってかなりのマイナスポイントですよ』


「無問題。家事等出来なくても私にはこの美貌がありますから」


『長い間お世話になりました』


ぺこり。



「え?、ちょ…待ちなさい!!お前がいなくなったら私はどうすればいいんですか!!!」


『知りませんよ!!もういい大人でしょ!?自分の面倒は自分で見て下さい!!』


「とにかくその荷物を纏める手を止めなさい!!」


『い・や!!で……Σ痛い痛い痛いッ!!師匠手首が千切れるッ…』




結局は弟子がいないと生活出来ないダメな男、風。


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