マフィアと忍者と

□面接
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「ヒバリ、今日午後6時、応接室に守護者大集合だからな。刹那も呼んでおけよチャオチャオ」


いきなり現われたと思ったら用件だけ言って去っていった赤ん坊。
今何て言った?守護者大集合?刹那も呼べ?刹那を他の野郎共にお披露目しろってか?冗談じゃない。
いや待てよ。ここで刹那は僕のマイハニーだっていう事を伝えておけばよくない?害虫駆除出来てよくない?仕方ないな、僕の可愛いハニーを『恭弥』

「うわビックリした!!何でいるの!?」

『リボーンにここに来いって言われたから来たんだけど、何か恭弥が妄想垂れ流しててムカついた。右と左のほっぺどっちがいいか選べ』

「キス?キスなの?だったら迷わず唇がいいんだけど」













〓午後6時、応接室〓


「ごめんなさい。ちょっとしたジョークだったんです。だから体中を挟むこの洗濯バサミを外して下さいッ…」


刹那特製の縄で縛られて半泣きになりながら謝る僕に守護者一同ドン引き。
もう恥も何もないよ、とにかく痛いから外して欲しい。変な性癖に目覚めそうなんだけど。


『うん解った。もうしばらくそのままでいよっか。あ、マグナムにも洗濯バサミやろうか?

「ドS!!でもそんな刹那も好き!!」


あぁもう僕何言ってんの?どさくさに紛れて何言ってんの?しかも刹那聞いてないし、スルーされたよ。どうなのコレ。


「刹那ちゃん、その辺にしてあげたら…?」


ワォ、草食動物に助けられそうなんだけど。て言うか僕の威厳何処に行ったの?カムバックマイ威厳!!


「ツナの言う通りだな。見てる俺達も痛ぇぞ」

『む…リボーンがそう言うなら…』


赤ん坊>>>>>>>>超えられない壁>>>>>>>>>>>>>>僕。そういう事なの?ねぇ刹那ちゃん、そういう事なの?
とりあえず刹那特製の縄と洗濯バサミの呪縛から解かれて安心したよ。


「はぁ…画魔の血化粧で妖気を封じられて魔笛散弾射をくらう蔵馬の気持ちがよく解るお仕置だったよ

『恭弥もっとまともな事言えないの?』

「で?応接室で群れる理由は?くだらない事だったら咬み殺すよ」

『無視ですか、そうですか』


今無視しておかないと後が怖いもの。




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