マフィアと忍者と

□愛妻?弁当
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「…委員長…」

「言うな草壁、言ってくれるな」

「…………」


風紀副委員長草壁の視線が痛い。そんなに見るなよ、そんなに僕の顔が珍しい?毎日見てる顔だろ。あんまり見られると今朝刹那に殴られた左頬に響くんだよ。


「委員長、輪郭が変わってますが…

「言われなくても解ってるよ」


全くさ、ちょっとした愛情表現で何も本気で殴る事ないじゃないか。100メートルは飛んだよ。一体どんな風に殴ったら100メートルも飛ぶ訳?一緒に暮らす者同士、いってらっしゃいのキスくらいいいじゃないか。なら草壁と暮らしていて、いってらっしゃいのキスが出来るかと聞かれたら無理。絶対無理。だって僕は刹那といってらっしゃいのキスがしたいんだから。あぁ、でも刹那の胸は柔らかかった。大きくも小さくもない並の大きさだったけどそれがまたいい。あの感触を残しておく為にも、しばらく手は洗わない。本当はシャーペンだって持ちたくないんだ、刹那の胸の感触を忘れそうだから。
出来たら次は是非とも生で触りたい。そんな事したら命をなくすだろうけど生で触りたい。


「委員長…」

「うるさいな…なに?」

「鼻血が…」


下を向けば書類に赤い液体がボタボタと落ちる。ワォ、今日二度目の出血だよ。刹那の生チチの感触を想像しただけで鼻血出すとか…思春期ってなんか色々とツラい。


「あ"ぁーッ…性春したい


出来たら刹那と性春したい。目の前で草壁がドン引きしてるけど構うもんか、そういうことに興味を持つ年頃なんだから仕方ない。健全な証拠だよ、健全な性少年だよ。




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