*。・あまつき 書庫・。*

□答えへの旅立ち
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《人の子よ 今一度問う》


確信を得た私は自分が貧血で倒れたのも忘れて即座に飛び起きた。

立ち上がった瞬間に来た眩暈で多少ふらついたが何とか耐え、目の前にいる現実には有り得ることがないモノを見据える。


《虚とはなんぞや》



『ここはどこ?なんでアナタが出て…キャアッ!』


[ドガガッッッ!]


私の目の前を鵺の爪が通過する。

どんなことをしても私に答えさせるつもりらしい。




―じゃあ、その喧嘩…乗ってやろうじゃないか!―





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