連載小説
□永遠。 第一話(※)
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「っひ………!」
アキラを見た途端、思わず悲鳴を上げてしまう。
あまりに凄惨な状態の愛しい人。
アキラは、陵辱されていた。
衣服は全て剥ぎ取られている。
辛うじて左足首に引っかかって残る下着が惨めさを引き立てる。
仰向けに倒れている身体。
その至る所に鬱血痕や斬り傷や打撲痕が痛々しく残る。
大きく開かされたままの足。
右足は膝辺りから奇妙に捻り曲がっている。
そして、太股の先の、陵辱された場所。
何故か雄の先端からは血が流れ落ち、赤紫に変色している。
秘孔からはおびただしい量の精液と血液。
それらは尻を伝い、水たまりを作り出している。
そこは、とてもじゃないが直視できなかった。
無理やり挿入させられた秘孔は、肉が抉れていた。
恐らく、挿入させられたのは性器だけではない。血に混じってその肉塊達が散らばっている。
複数に犯されたのだろう。
異常な量の精液は秘孔だけでなく、アキラの口内から全身までを汚していた。
何より残虐なのは、左腕が、バッサリと切り落とされて見る影も無い程にグチャグチャにされ、捨てられていた。
ぼんやりと開かれたアキラの瞳は光を失い、何も映し出してはいない。
流れ落ちた涙の跡を見るだけで、胸が潰れそうだ。
涙が溢れた。
自分自身の、不甲斐なさに涙が止まらない。
隣にいたのに助けられなかった。
ラインの中和に必死になっていたとはいえ、隣で犯されたであろうアキラを、死に物狂いで護る事が、何故できなかったのだ。
後悔ばかりが頭を駆け巡る。
結果、アキラは乱暴されて死んだのだ。
もう、何もかも遅い。
「アキラ、アキラ、アキラ…………」
悲しくて悲しくて、誰のものか分からない精液で汚れきったアキラの胸に顔をこすりつける。