「犯人はお前だ!」
いつものように探偵の真似をして事件解決。事件現場には刑事である笹塚さんと石垣さんがいる。
「弥子ちゃん、お疲れ。今日は遅いし家まで送るよ」
「笹塚さん!大丈夫です!
ちゃんと帰れますから!」
何だか恥ずかしくて断ってしまう。
「駄目。最近、変質者が増えてるから」
笹塚さんはそう言って私を助手席に座らせた。
お父さん以外の男の人が運転する車の助手席に座るのって初めてだから変にドキドキしてしまう。
だから適当に石垣さんと話して、このドキドキ感をまぎらわそう。と思ってたけど、やっぱり視線は笹塚さんの方へと、行ってしまう。
「弥子ちゃん、どうかした?」
「な、なんでもありません!」
慌てそう言ってしまったけど、挙動不審になった私を笹塚さんは不思議そうな目でみていた。

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