2PM
□君を世界一好きだと叫べる
1ページ/1ページ
「最近親しくしている女性のアイドルはいますか?」
そんな、
アイドルとしては際どいめな質問に、
しかも、即答で、
「ああー、名無しさんですね、ハハッ」
テギョンは答えた。
たまたま、わたしは家でテレビを見てたところで、
持ってたマグカップを落としそうになった。
「2人で飯とか食べますよ、ああ見えて、よく食うんですよ。あとどこでも寝るし、あとメール打つのめんどくさいからって言って電話かけてきます」
スタジオは大爆笑、
名無しさんさんの意外な一面を知りましたねー、なんて司会の人が言ってる。
なにあれ、余計なこと言ってるし。
テギョンの馬鹿、
なんであんなこと言えるかな・・・・・・・
わたしなんて、
誰にも気付かれないように、
いつも隠れたとこで連絡したり、
ましてや、番組なんかで一言も、
テギョンのテさえも言ったことないのに、
あの人何考えて・・・・・
わたしはいてもたってもいられなくて、携帯に電話をする。
「名無しさんどうした?」
「テギョン今どこ?さっきテレ「どこだと思うー?」え?」
「わなんない、宿舎?」
「残念でした、不正解ー!実はもっと近くにいちゃったりするんだよなあー」
すると、インターホンが鳴る。
「正解は、名無しさんの家の前、でしたっ」
ドアを開けると、
いつも通りの笑顔で、
テギョンが立っていた。
「久しぶり、名無しさん会いたかった」
玄関に入ったとたんに、
ぎゅっと抱きしめられた。
いつもテギョンは、ちょっと痛いくらいに、強くわたしを抱きしめる。
「あのさ、テレビでわたしのこと言ってたよね」
「ああ、あれ?」
「めちゃくちゃに言い過ぎだし、あんなこと言ったりしたら・・・」
テギョンはゆっくり離れて、
わたしを見つめた。
「だって、本当のことだからさ、俺は嘘ついたりするの嫌だから、本当のこと言いたかったんだ。」
「・・・・・・・・・・・」
「いずれはみんなに俺達のこと、
話さなきゃないだろうし、
俺は、名無しさんとずっと一緒にいたいと思ってるから」
そこまで考えてたなんて思わなくて、
ちょっと、涙が出そうだった。
泣いてるの見られたら、
また心配するだろうと思ったから、
ばれないように、抱き着いた。
テギョンは優しく受け止めてくれている。
「名無しさんは、もし、反対に質問されたら、誰って答えるつもりだった?」
「BEASTのドゥジュンかMBLAQのスンホ兄さん」
「なんで?」
「好きだから(笑)」
「名無しさん、ほんとに俺のこと好き・・・・?」
「冗談だよ、テギョンしか好きじゃないもん」
テギョンの顔を見たら、
ちょっと不安そうな顔をしていたから、
めいっぱい背伸びをして、
唇に触れるだけのキスをした。
---------------------------------
拍手ありがとうございました!
シリーズ完結!
ヒロイン仲のいい男性アイドルが妙にリアルなチョイスなのは、
管理人の趣味が反映させられているからでっす!(狂)リーダらぶ!
感想やリクエストなどありましたら、どしどしお願いいたしますー!