2PM

□触れる魔法
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「チャンソンってすごいね、腹筋」


隣で伸びをしたチャンソンの、
お腹が少し見えてしまった。


「え?」


腕をあげて、伸びたまんまの姿勢で止まっている。



「今、お腹見えたからさ」



「あ、見えた?」



「うん、ばっちりね」



「名無しさんエロいんだね」


「見せるほうがおかしいでしょ」



ほらほらー、って
チャンソンのお腹を触ったら、


ちょっとびくっとして、
慌てて、わたしの手を払いのけた。



「やっぱり硬いんだねー、すごい」



「名無しさんが柔らかすぎなんじゃないの?」


「え?」


お腹を触ろうと、手を伸ばされたから、慌ててチャンソンから離れた。



「変態!」


「なに突然」


「女の子の体に勝手に触ろうとしないでよ!」


「急に女の子ぶっちゃって」


「こう見えても、わたし人気アイドルだよ?」


「脂肪ドル?(笑)」


「うるさい」




もう、嫌だ、きらい!
そう言って立ち上がろうとしたら、後ろから抱きしめられた。




「ごめんごめん、いいの。名無しさんは柔らかいまんまでいいから」



「餅みたいに言わないでよ」



「餅って」





ぎゅーっと抱きしめられると、
なんだか幸せな気分。



「名無しさん、ずっとこうしててもいい?」


「・・うん」






可愛いこというな、
なんて幸せに浸っていたら、



いつの間にか、服の裾から手を入れられていた。


「な、なにすんの!」


「ちょっと、お腹触ろうかなって・・」


「絶対違うでしょ?あっ、ちょっ、やめっ」


「あんま大きい声出さないで?兄さん達に気付かれるから」



耳元でこそっと話されたら、
心臓がさらに煩くなって、
きっとわたし、顔まで真っ赤。


されるがままにはされたくないけど、
今日くらいは仕方ないかって、
今日はちょっとそんな気分かなって、
そんなことを思いながら、


チャンソンの部屋に今誰も来ませんように、と願った。













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変態ネタになっちゃった(笑)
すすすいません。
午後さんちの新しいお家に、
一人ずつお部屋ができたという時事ネタから・・(無理矢理)
拍手ありがとうございました!
 

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