クラウン×クラウン
□第一章
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ねぇ、リト…
僕は時々考えていたんだ。
例えば、僕等が普通に街で産まれ普通の人として出会っていたなら、どんな風になっていたんだろう…って。
ハハハ。きっと僕等こんな性格だからやっぱり喧嘩とかするのかな?
それでも気付けば仲直りして、探検とか言って街を走り回ったりして…
こんな事言えばリト絶対笑ってただろう?
『ありえない』って。
けど、馬鹿にはしなかったんだろうって、思っているよ。
きっと、毎日のように笑ってたんだろうな…
…リト、
君にちゃんと言葉で伝えたい事があったんだ……
僕は君と出会えて幸せだったよ…
クラウン×クラウン
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