*遙時
□■おくすり
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「イクティダールっ」
着いた先は森に近い
とある夫婦の住処。
元アクラムの右腕であった
イクティダールと、
友人イノリの姉、セリ
そしてセフルの家である。
「……天真か?」
穏やかに過ごしていた家族の元へ
土御門から逃げるように
息を切らせながら走って来たのは、
地の青龍、天真。
「ちょ、頼む
少しの間匿ってくれよ、」
.
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