*物語
□■死を迎えても
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「僕を斬るのか、
君のその手で、この僕を」
カツ、カツ、と
一歩ずつ藍染が俺との距離を詰める。
それでも俺は動けずに
震える手を押さえ付けて、
ただ刀を向けているだけでいた。
だって、だって俺が、
俺がアンタを、斬れるはずない。
わかってるくせに、
アンタはまるで斬られる事を
待ってるみたいに。
「藍、染」
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