*企画部屋
□■馬と雲雀と
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―――――馬と雲雀と
「何これ、あなた
誘拐罪で咬み殺すよ」
むっすー、と
先程から機嫌が悪いのを
隠そうともせずに
ソファに座り込んだ雲雀は、
学校で自分を拉致したディーノを
軽く(←雲雀的には)蹴り倒していた。
「痛い、待、痛っ、待て、悪かったよ
でもお前こうでもしないと
俺からの誘い受けてくれないだろ?」
「当たり前でしょ」
シュン、と犬のように項垂れた
ディーノに構いもせず、
ふざけないでよと雲雀は未だ
ガツガツとその背を蹴っている。
「で、わざわざこんな事して
たいした用じゃなかったら
あなたほんとに咬み殺すからね」
「仕方ねーな…解った、
もうちょい後で言いたかったけど
Happy Birthday、きょーや」
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