*遙時
□■翠と蒼
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その性格は、昔から変わりませんね
―――――翠と蒼
「……だよ、」
「…は、……ですね、」
「…い、…、…じゃね…って」
――久々の休息
天鳥船に設けられた一室では、
眠る千尋を気遣い、少し落とした声が
複数交わされあっている。
「俺はもう良いですって、」
「おや…、
もう止めてしまわれるのですか?」
グイグイと部屋の中で
酒瓶を押し付けあっているのは、
他でも無い、柊と風早だ。
「おい、だからもー
それ以上飲ませんなってー、」
そして遠慮する風早に
笑顔で瓶を薦める柊をたしなめるサザキ。
年長組(忍人は私用で居ないので)は
顔を合わせ、一時の休息を楽しんでいる。
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