*遙時

□■琵琶の音と幽玄の舞い
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暖かい、貴方の心。


―――――琵琶の音と幽玄の舞い



琵琶殿、琵琶殿と
貴方が子猫のように
私の後を付いてまわっていたのは、
何年前のことだったか。


雅楽に心をかけ、
蝶の如く美しく舞う貴方に
私は何度見惚れたことだろう。


決して汚してはいけない、

無垢で儚く、優美な花。





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