*花恋言葉

□藤:友天
5ページ/6ページ



「ふざけてなど
いないのだがねぇ…、私は…」

君の冷たい視線と、垣間見える頬の朱に心惑わされてしまっている。


酔ってしまいそうだね、君の私を見る瞳の熱に。
いつぞやの庭になだれていた藤のようなささやかな恋に。


―――――
「(私を待っているんだろう?)」
「(はん、自惚れんなよエセ教師)」
「(可愛くない唇は塞いでしまうよ)」

――「花言葉:藤」





.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ