Long

□Story02
1ページ/10ページ




『あ〜疲れたぁ…。ちょっと休憩』




確か榊先生にもらったお菓子があったはず。





背伸びをすると机の引き出しを開け、お菓子を探す。




あったあった!


あとはコーヒーっと。





保健室に置いてあるインスタントコーヒーを準備しているときだった。





「失礼します」




『あら?謙也くん』




「聞いてやぁ!名無しさんちゃ〜ん」




私の名前を呼びながら、駆け寄ってくる謙也くん。




コーヒーを作る手を休め、彼の方に向き直した。





「あんな〜俺めっちゃショックなことあってん…。」




しょんぼりと下を向いたまま話す謙也くん。





『まぁ、座って。何かあったの?』




椅子に座ると顔を上げて話し出す謙也くん。



 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ