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□Story08
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「小春ぅぅぅ・・」
保健室に入ってくるなり、机に俯せたままの一氏くん。
さっきから小春、小春ってずっとこの調子。
『また小春ちゃんにフラれたの?』
「フラれ・・ちゃうわ!」
違うなんて言ってるけど、一氏くんがここに来るときは決まって小春ちゃん絡みだもんな。
『ふーん、だったら元気出して!ホラ、授業始まるわよ』
「名無しさん先生ー!そんなん言うなやぁ・・慰めてや」
『小春ちゃんにしてもらいなさい』
泣きついてくる一氏くんを引き剥がして、仕事を始めた。
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