Long
□Work7
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昨日の気持ちは私の勘違い。
そう自分に言い聞かせて…。
今日も部室のドアを開ける。
私の目に写ったのは…
宍戸くん…。
着替えを終えた宍戸くんはこっちを見る。
「あっ…苗字。」
『宍戸くん…お疲れ…。』
「おっ…おう!」
私に気付いた宍戸くんはキョドりながら口を開いた。
『今日は宍戸くん?』
「いや…俺は跡部たちみてぇな事はしなくていい」
宍戸くんの口から出た意外な言葉に、笑顔になる私。
『ホント?』
「あぁ。ちょっとマッサージしてくれるか?」
『うん!』
私が返事をするとソファに横になる宍戸くん。
私はうつ伏せになった宍戸くんのを跨ぎ、腰をマッサージする。