Long
□Story03
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部活…行かなあかん…。
時計に視線を向けると、散らばった制服に袖を通した。
「じゃっ、部活行ってくるわ」
隣で服を整える名無しさん先生にそう告げ、保健室を出ようとすると名前を呼ばれた。
『白石くん…』
「はい?」
『またお仕置きされたかったら…次の委員会のときに、ね?』
ニヤッと笑う名無しさん先生に、また下半身が熱くなる。
「///さようなら」
真っ赤になってるであろう顔を隠すように、挨拶をすると、保健室を飛び出した。
『ちょっと苛め過ぎたかな?』
だって白石くんかわいいんだもん。
目をウルウルさせながら懇願して…。
謙也くんが言ったように、私本当にSなのかな?
『次はもっと‥』
焦らしてみたいな、なんて考えながら、シーツを片付けた。
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