ネタバレ&疑問点
□告白
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映画 告白
私は楽しめましたが、展開の早さが尋常ではなかったような気も。
私と友人は、小説から入ったからそう感じるのでしょうがね。
少年Aと、Bがイメージ以上に子供っぽさが残っていました。
でも確かに、中1、13歳はあのような感じになるんでしょうか。
Bは少し大人びてる子と勝手に考えていましたが、とんでもない!
かなりのお子様な子質でした。
でも小説の文を見ていると、Bはずっとお子様だったんだろうな。
生活的には不自由もしていないけれど、自分の能力に対しては、コンプレックスばかり感じている。
でも自分は悪くない。周りが悪いんだ!周りが死ねばいいんだ!!
となっていた。
母親があれじゃ、仕方ないか。
ぞくにいうモンスターペアレントですからね。なんでも先生に当たる。日記とかとんだそれです。
でも少年Bの家族が母親しか出ていないもんだから、どう見ても木村佳乃さんが演じる、シングルマザーにしか見えませんでした。
姉さんを出してあげてください。
やはり二時間じゃ無理だったのかな。普通ならあまりにも長い二時間が、やけに短く感じましたし。
モンスターペアレントさはあまりなかったようにも見えました。
でも木村佳乃さんは声が低いんですね。新発見だったもので、私にはそれがかなり新鮮でしたね。
そして、松たか子さんが想像以上の強烈な演技をしていました。もう脱帽ものでもありました!!
最後の語りは秀逸ものでした。
泣き叫んだり、喚いたりオーバーな演技の木村佳乃さんが見れる珍しい映画でもあると思います。
パチンじゃなくて、ドッカーン!
……なーんてね。
このセリフの衝撃が大でした。
少年Aも、悠子先生には敵わないといったところでしょうか。
ところで、爆弾の解体は理科の教師にも可能なんでしょうか。
やはり少しくらいは、先生もかじっているものなのでしょうか。
それはともかく。
松たか子のあまり見れない白衣姿に萌えたいなら、是非見るべし。
白衣は、やはり聖域ですよね。
松さんったら、白衣+白衣のポケットに手を突っ込むんだから!!不覚にも萌え死んだじゃない!!
ウェルテルみたいな教師、多いんですよね。生徒達と友達のように触れ合う人。そして、慕われてる!!ってなってしまう人が。
ウェルテルは、小説を読んでいて一番生徒達になめられるタイプだな。と私は勝手に感じました。
私の中学の教師にも、まさにウェルテルみたいな教師がいました。
いじめがあったら、クラス全員に大声で●●をいじめている奴は誰だ!!と言わんばかりに叫び。←私の友人がこれを経験しました。
友人からすると、コイツマジふざけてる!てな感じな教師でした。
表では慕っているように見せかけて、裏では貶していました。
私の担任ではないのでそこまではわかりかねていますが……。
最近よく耳にする教師のうつ病のようなことになっていたらしく、保健室によく行っていたようで。
いわゆる、熱血教師ですね。
ウェルテルもウェルテルですが。
あの生徒達は、ウェルテルを完全になめているんでしょうね。小説でも映画でも、そう感じました。
森口先生に利用されたのは災難でしたが、同情はしませんでした。
自分で行動したんですね。彼は。
森口先生はただ助言しただけで。それを実行したのは、彼でした。
彼は助言に不信感を抱かなかったんです。そのような行動を起こさなければ、少年Bの悲劇は、巻き起こらなかったかもしれない。
でも、森口先生が言った
先生ならこうしていますよ
という言葉に頼りきってたくさんの熱血染みた行動をしていった。
まさに、彼はあの元祖熱血教師になりきっていたのでしょうか。
彼に憧れていたようですし。心酔して陶酔もしているような。
岡田将生さんがはまり役でした。
パンフレットに笑いました。水色一色で塗りたくられて、でかでかとした文字の題名。これが表紙。
新鮮でした。
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