短編小説
□私(だけ)のプリンセス
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私はヴィーナスよ。この素晴らしき月の王国に生まれた戦士……。
んでもって、それはそれは可愛らしくて可愛らしくてたまらないプリンセスセレニティの守護神よ！
守護者……とも言うかしらね？
まぁ守護神は四人いるんだけど！
なんとこのヴィーナス様が守護神のリーダーシップを任されちゃって！！もう嬉しくて嬉しくて！！
セレニティの勉強係は、マーキュリーが担当していてねッ！！
マーキュリーってば、めっちゃくちゃに頭が良くってさぁ！！
ほんとに羨ましい頭してるわよ。
それで、セレニティの戦闘教育担当がマーズとジュピターよ！！
セレニティにも戦闘訓練をしている理由はね。嬉しくないけどさ。
万が一に、自分の身を自分が守らなければならない事になったときに、ちゃんと訓練しておかなければ大変だからってわけよッ！！
まぁ、守護神がやられたときのための訓練なんだけど……。あたしたちは負けやしないわよッ！！
だってプリンセスが大好きなんですもの！そこらへんのやわい男共には渡したくないんだから！！
ましてや……ましてや……！！
あんな変な地球の王子なんかにゃ渡したくないんだからぁあッ！！
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