アダムに挑んだモノ達

□もしもミサトが男性だったら
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俺の名前は、葛城ミサトだ。

言わずと知れた艶姿で、ダンディーな体つきな29歳だぞ!!


そんな俺にも困ったことがあります。はい。正直超困っています。




職場にホモがいるんです。すんごいホモ野郎がいるんですよ。




「今日もいつも以上に可愛い顔をしてるじゃないか、ミサト?」




こいつの名前は加持リョウジ。男性の皆さん、気を付けてください。超絶ホモ野郎なんですコイツ。






そんで、すんごい年上が好きな女の子が、一人いるんですよ。




「……おはよぉっ!ミサト!!」




この子の名前は……。
惣流・アスカ・ラングレー。

中学二年生だ。
俺とは二回り?くらい年が違う。
ぴったり二倍くらいか?うん。

そんな二人の間にいる人。

普通皆は物好きだな。とか思っちゃうよね?というか思うよね?

うん。それはすっごくわかるよ。

俺なんだ。間にいる物好きな奴。

そんでもって二人に睨まれてるのが、俺なんですよこれがまた。

というか、俺というか、二人が激しく睨みあってる間に、挟まれてしまっているわけだ。


すんごく居心地が悪いんですよ。




「おいおいアスカ。何で君は俺のマーメイドの隣にいるんだい?早く引っ込んでくれないかな?」




と俺の肩を優しく掴みながらホモがアスカを睨み付けている。

やばい。鳥肌が大量発生してる。




「お前が引っ込めホモ野郎。誰がお前のマーメイドだ……!!」




と俺は叫んだ。嫌すぎる。



「ちょっとぉ!加持さんが引っ込んでくださいよぉっ!私のミサトになに触ってんですかぁあ!?」



と俺の肩を掴んだほうの手をつねりながら、アスカがホモ野郎を思いきり睨み付けている。


凄い。凄いぞ、アスカ。よく敬語を使えてるなこんなホモ野郎に。



まぁ、いいんだけどさ。



「とりあえず離してくれ二人共」



「「……だって逃げるじゃんか」」





「当たり前だろ!!」






fin




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