アダムに挑んだモノ達
□大切な、あなた
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私を認めてくれたのは、ミサト。
あんたが、初めてだったのよ。
嬉しかった。やっと、私の存在意義を認めてくれた人だったから。
ドイツにいた時は、ミサトとはとても、仲がよかったわよね。
時々は喧嘩をしたこともあったけど、すぐ仲直りもしたよね。
あんたが、ドイツから日本へ行っちゃうって加持さんから聞いた時に、私は大泣きしたの。
だって、とても悲しかったから。
……でもね、ミサトが行っちゃう時に、その気持ちがバレるのが嫌だったから……。というか恥ずかしかったからなんだけどね?
また、本当に軽い口喧嘩をしてから、お別れしたんだったっけ。
また会えるって、信じてたから。
だから寂しくなかった……本当は、少しだけ寂しかったんだけど。
私がワガママを言っても、ミサトを困らせてしまうだけだから。
……だから、あの日。
ミサトに再会できた、あの日。とっても楽しみだったのよね。
だけど、ミサトの隣には知らないし、なんか冴えない奴がいた。
サードチルドレン?シンクロ率が最初に40パーセントいったぁ?
はんっ!!
私にはそんなの関係ないわねっ!
私はミサトに認められてんだからッ!それにあんたみたいなヒョロ男なんか私は認めないんだから!
碇シンジぃっ!あんたなんかにミサトは渡さないんだからッ!!
fin