POEM

□空気
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私は目を休めるために外に出た

午後10:28


室内の重く湿り気のある空気に比べると

外の風が心地よかった


空を仰ぐと

広くて安らいだ


静かな夜

葉と葉がかすれて

シャラシャラシャラ

もうすぐ七夕

でも曇り..


そんなことを思いながら見た空は

暗くはなくて

濃い紺色に紅を加えた色だった


それに逆光を浴びる草木

黒くサラサラサラ

柔らかい音を奏でた


こんな空の下で

ずっと上を向いていられたら

幸せなんだろうな


私は

また勉強


その時の光景を忘れないように


ゆっくりと


ゆっくりと..


今後使われるかもわからない知識を

またあの空気の中で


そぉっと


そぉっと..



詰め込んでいくのだろう

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