小説
□決められた人生※
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まあ俺の毎日は、夜明け前に起きて廊下の掃除と朝食のしたく。
主人一同に朝食を持っていくのがけっこう疲れる。
その後は布団干しと洗濯干し。庭の雑草とりに草木の水やり。
けっこうやる事多いけど、離れに住まわせてもらってるから朝飯前だ。
ここだけの話。
この屋敷の主人、少し…いや、めっちゃ悪い噂なんだ。
奥様もすこし女性としては行き過ぎている性格だし。
でも一人娘の、花っていうすっっごくかわいい子が屋敷の奥にいる。
すこしわがままな性格だが、顔だけなら文句なしだ。
花様は外やら虫やらが大嫌いなため窓や扉を閉めきってしまう。
だから俺もあまり見れないんだけど…