小説

□優しい君へ
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「ふあぁ〜っ」





眩しい朝日に、今日も俺はあくびをおみまいしていた。













あの一件以来、花様……あぁいや、…夜は一生懸命花様を演じているようだし、俺も夜の事を気にかけるようになった。


それから、俺は主人が嫌いになった。
そりゃあもうものすごい。

でもここには夜もいるし、一応寝床を提供してくれるから辞められない訳で…。


でももうあんな出来事はこりごりだ。



…俺がどんなに頑張って信頼を取り戻した事か……。

腰が低いにも程があった。
もう、はいつくばる勢いだったんだからな……!


でもそのかいあって、夜は笑ってくれるようになった。



そうそう。
あいつは本名は夜らしい。

俺が夕だから、字が繋がってるなって言ったら、あいつ嬉しそうに笑ってた。


まあそれを見て俺も顔が緩んじゃうんだけど…。




でもいいな、
歳は違えど同じ男の友達って。
久しぶりだ。



さてとっ、

夜の朝飯つくるか!








 
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