純情ロマンチカ

依存
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ウサギさんは…男の俺から見ても凄く格好良い。

だから凄く不安になる…。

実際、先輩や井坂さん達みたいにウサギさんに近づく男の人もいるし、自分はホモとか言ってるけど、女の人がウサギさんを放っておくわけねぇし…

「あの…宇佐見先生ですよね?」

今だってホラ…ウサギさんのファンらしき女の人が絡んできてるし…

「私、先生のファンなんです…!」
「…ありがとうございます。」

ウサギさんも一瞬、迷惑そうな顔したかと思うと、次の瞬間、嘘臭い笑顔作ってるし…

「………………」

俺は結局、蚊帳の外だし…

まぁ仕方ないんだけどさ…

「…俺、先に車行ってるから」

なんだか居たたまれない感じになって、ウサギさんに、そう告げると俺は足早に駐車場へ向かった。

「美咲?」

向かう途中、ウサギさんに呼ばれたけど、女の人と一緒にいるウサギさんなんてみたくないから、そのまま無視してしまった。

なんか俺、凄い嫌な奴だ…
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