薔薇マリ壱

HAPPY BIRTHDAY verアジアン
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『誕生日…かイ?』

なんだか言うのに抵抗が合ったみたいだけど、僕がどうしても知りたいって言ったら渋りながらも教えてくれた

『12巡月…13番目だけど…』

…アジアンのこと知ってるようでなにも知らなかったから…誕生日だけでも知ることができて嬉しかった…だから

『いつも助けてもらってるし…少しなら祝ってあげてもいいよ…』

なんて約束したんだよね…。3巡月前に…

「マリア…しょれはアジアンしゃんが可哀想だわ…」
「うん。わかってる猛省するから。」

でもさすがに3巡月も前だし…最近色々あったしさ…それにあんまりアジアン嬉しそうな顔しなかったから…

「はぁー…」

なんて言い訳にしかなんないか…




路地裏でただ、たたずんでいると

「アジアン…ごめん」

愛しのマリアが少しばつが悪そうな顔で隣にきてちょこんと座った。その仕草が可愛くて自然と笑みが零れてしまう。

「なにがだイ?」
「……わかってるくせに…」

ふふっ…いじけないでおくれヨ。マイスウィーテスト。僕だって半日は我慢してたんだからネ。

「じゃあ…お詫びに後半日のマリアの時間はボクが貰っても良いよネ?」
「…まぁ…約束だし…ね。」

マリアのおかげでボクはなんとも思わなかった、この日が楽しみで仕方がなかったヨ

「遅くなったけど…おめでと…」
「マリア。愛してるヨ」

愛しの薔薇…キミに会えたことでボクはボクに生きる意味を見つけることが出来た。

「は…?な…なに?いきなり…」

そしてキミを知るたびに暗く冷たい世界に暖かい日差しが降り注ぎ世界が色付いていく

「ん?今、思ったことを率直に言っただけだヨ。」

キミに出会えて良かった。

End

HAPPY BIRTHDAY
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