小説T

□夢
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名前を呼ばれた、気がした。
















「フェルト。」

ティエリアだった。

「フェルト。」

さっきから、名前ばかり呼ばれている。

「何?どうしたの?」

答えてはくれない。ただ私の名前を呼ぶだけ。

「ティエリア・・。」

急に、動いた。

動いたというよりは、ただ髪を触られただけ。

何か言いたそうな顔だった。でも聞いたらいけない感じがした。

その瞬間。目が覚めた。

何だ。夢だったのか。

でも何であんな夢見たんだろう。

その問いは、すぐに解決された。
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