BLOOD+長編

□ 永遠の道を行く者達 予章 
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1598年、日本下総の国九十九里浜。二人の男女がいた。男の方は髪がまるで黄金のように、輝いているし服装は、胸のところがはだけている。もう一人の女、いや少女と言った方がいいだろう。少女は、見た目は16か7と言ったところだろう。髪は黒く、長い。しかし今着ているものは、着物ではなく派手なドレスだった。しかし、たとえ着物を着ても、日本人とはいえないだろう。なぜなら目の色が違うからだ。右目が赤、左目が青・・・まるで、燃え盛る炎と澄み切った水のようだった。九十九里の海を、しばらく見ていた二人のうち片方、少女のほうが声をかけた。                                                                                                                                                                「綺麗・・・、こんなきれいなもの初めてみたわ・・・」                                                                                                                                                         「お気に召しましたか?SAYA」                                                                                                                                                                  「えぇ・・・。すごく。ネイサン、ありがとう」                                                                                                                               

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