雑食

□桃組
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「どうしてくれるんだ!?このバカ猿!!」

「あー、うるせー。きゃんきゃん吠えんな」

「だいたいお前はいっつも…!」





───ことわざ。





「……雪代。あの2人今度は何があったんだ?」

「祐喜様!何でもありませんわ。雅彦が歩いていた処に咲羽が投げたボールが衝突して、勢いよく目の前の池に落っこちましたの」

「あっちゃー。それは御愁傷様。雅彦、服も鞄もずぶ濡れじゃん。」

「えぇ、全身ですわね。それはもう見事に頭から落ちていきましたから」

「…っていうかいつまで言い争ってんの、アイツら。本当、いっつもケンカしてるよなー」

「大抵は雅彦が口煩く文句を言って、咲羽がそれをあしらっていますわね」

「アイツら見てると"犬猿の仲"ってのがわかる気がする」

「あら、祐喜様。それを云うなら"喧嘩するほど"なんとやら。ではありません?」

「ははっ。違いない!」








誰がこんなバカ猿と!

此方の台詞だポメラニアン!






END.

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